基本情報技術者、応用情報技術者、情報処理安全確保支援士の資格を持つ著者の経験を踏まえて極力出費を少なく抑え、短期集中型で基本情報技術者試験を合格する勉強法を解説します
勉強期間
本記事では、ソフトウェアに関する知識がほぼない社会人を想定して記載させて頂きます。
最長3ヶ月
春期試験を受験する場合1月中旬から
秋期試験の場合、7月中旬から勉強を開始します
これよりも短い期間で合格することも、長い期間で合格する可能ですが、
短すぎると1日あたりの勉強時間が多くなり時間の確保が厳しく、一方であまりに長い期間を設定すると、モチベーションが持続しない可能性があります。
購入書籍
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
リンク
基本情報技術者試験は過去問から、似た問題が出題されます。
最も効率的な勉強方法が過去問を徹底的に理解することです。
1点注意点として、極力最新の書籍を購入しましょう。
ソフトウェア技術のトレンドに沿った問題が出題されることも少なくありません。あまりに古い過去問の場合、最新の問題についていけない可能性があります。
特に、2019年~2020年にプログラミングや情報セキュリティ問題の比率が上昇しました。
2018年以前の過去問が無駄になることはありませんが、一部カバーできない問題や最新の問題傾向が確認できない点は注意が必要です。
基本情報技術者試験の勉強法
- 最新の過去問を解く
- 出題傾向の変更に注意
その他学習ツール
非常に素晴らしいWebサイトです。今までの過去問を全てスマホから回答できます。解答の解説は前述の過去問題集の方が丁寧ですが、手軽さはこちらのサイトに分があります。
勉強法
はじめに
今から記載する勉強法は劇的に点数が取れるテクニックや
回答を絞り込むコツであったりを紹介するものではありません
ただただ地道にどのように勉強していくかを紹介するものです
勉強方法
勉強方法は非常にシンプルなものです
基本情報技術者試験は過去の問題と非常に似た問題が出る傾向があります
このため徹底的に過去問を解くことが合格に繋がります
長期目標設定
始めに自分が試験日までに
何をどれだけいつまでに勉強するか明確な目標を設定します
本記事では、実際に合格に至った勉強量である
『3ヶ月で過去問3年分を3週する』ことを目標として設定して説明します
短期目標設定
次に上記長期目標設定達成のために
一日に解かなければいけない設問の量を具体的に算出します
午前問題は出題数80問で回答数が80問(試験時間:150分)
午後問題は出題数11問で回答数が5問(試験時間:150分)
午後問題は出題数11問で回答数が5問(試験時間:150分)
明確な得意分野がない限り1,2週目の午後問題は全て回答しておくことをおすすめします
上記問題数を3年分×3週です
このため総問題数は
午前問題が 80問×3年×3週 = 720問
午後問題が 11問×3年×3週 = 99問
この総問題数を3ヶ月=約90日で解き切ります
午前の勉強に合計40日
午後の勉強に合計50日割くとすると
午前問題が一日あたり 720問 ÷ 40日 = 18問
午後問題が一日あたり 99問 ÷ 50日 = 1.98問
つまり一日あたり
午前問題であれば18問解けばよく
午後問題であれば大問を2問問解けば良い計算となります
もう少しキリのいいところで区切ると
午前問題が一日20問解き、計4日で80問
午後問題が一日2問又は3問解き、計5日で11問(2問,2問,2問,2問,3問)
この程度のペースで十分間に合う計算となります
また試験時間に関してですが、概ね意識せずとも150分が足らないということはありません。しかし、念のため毎日過去問を解く際に時間を計測しておき回答ペースが間に合うものであるかを確認しておきましょう。
過去問を解いた後に行うこと
午前問題は記憶しているかどうかが勝負です
知らなかった単語は必ず書き留めておきましょう
特にDRAMやRSA方式などの略語系は書き留めておき
そもそもの言葉の意味が分からないから回答ができないというケースを減らしましょう
午後問題は単純な知識ではなく知識を使って考える必要があります
誤答だった場合、どのように考え回答すべきだったかを
必ず過去問の解説を確認するようにしましょう
勉強時間
おおよその勉強時間ですが午前問題の日が40分程度、午後問題の日が1時間程度となります。択一式のため回答にそれほど時間はかかりません。時間を割くべきはなぜその回答なのかをしっかりと理解していくことです。
また、前述の通り午後問題の方が若干負担が大きいため土日や、負担の少ない平日に
うまく割り振ることをおすすめします
時間が取れない場合
そこまでの時間が取れない場合や、そこまでのモチベーションがない場合
午前の問題の過去問は全て基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場で賄ってしまうのも一つだと思います。
通勤通学時間にスマートフォンで何となく過去問を解いているだけでそれなりに記憶していきます
ただし、午後問題は筆記用具なしで解くことは難しいので、上記勉強法をお勧めします
まとめ
本記事では、比較的地道にしっかりと勉強し基本情報技術者試験を合格する勉強法を紹介しました。
一部の情報系学生の方は一夜漬けで合格した方なども中にはいらっしゃると思います
しかしながら、資格をただ取得するためだけでなく長期的に記憶を定着させ、将来の仕事などに活かせる知識として頭に留めて置ける方が良いと思い、上記の勉強法を紹介させて頂きました
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