[初心者向け] Pythonで機械学習を始めるまでに読んだおすすめ書籍一覧

2022年1月24日月曜日

Artificial Intelligence

本記事は、元々プログラミングが苦手だった筆者がPythonで機械学習を実装できるようになるまでに読んだ書籍やWebサイトを紹介します

アイキャッチ

筆者について

現在、筆者は製造メーカーで機械学習エンジニアとして働いています。最新の論文を調査しつつ、時には論文を基にPythonで実装しモデルを開発しています。

そんな筆者ですが、もともと趣味でプログラミングをするようなタイプではなく、むしろパソコンにすら触らないような学生時代でした。

その後製造メーカーに就職し、そこで始めて本格的にプログラミングに触れることとなりますが、当初は、C言語?Java?Python?何それ?状態でした。

いざ開発しようにも基本的な概念を理解しておらず、Google検索で検索するキーワードすらわからず、プログラミングに苦手意識を持ってしまっていました。

Pythonでの開発に至っては、開発環境が分からず、書き方も分からず手が止まってしまうような状態でした。

そんなまったくのプログラミング初心者だった筆者が、Pythonを仕事にし機械学習エンジニアになるまでに読んだ書籍の中でおすすめの本をレベル別にご紹介します。

レベル1:はじめてプログラミングをする人向け

はじめは、今まで一度もプログラミングをしたことのない完全な初心者の人に向けた書籍です。

専門用語を使わずIT分野でない人に向けられて書かれているため、読みやすく理解しやすい内容となっています。値段も1冊250円と他の技術書と比べ圧倒的に安く、ページ数も100ページほどなのでとりあえず読んでみるにはぴったりの書籍です。

一点注意点としては、Python2系(少し古いPython)のサンプルコードのため一部修正が必要です。しかし、その修正のためGoogle検索等を駆使して調査すること自体が良い勉強になります。

この書籍で学べる事

  1. Pythonのインストール方法
  2. 文字列操作、変数の参照・代入
  3. Google検索の仕方

レベル2:Pythonで何かを作りたい人向け

順次処理や、条件分岐などプログラミングの基礎が分かると何かを作りたくなるものです。
この時保存したデータから条件に該当するデータだけを取得する、特定のデータだけを加工するなど様々な処理を実装する機会が発生します。

以下の書籍は、二分探索やK近傍法に至るまで様々なアルゴリズムをイラストを交えてわかりやすく解説してくれます。

なんとなく実装はできるけど、効率よく上手く実装できないと言った人に向けた書籍です。
淡々と解説するのではなく、ユーモアを交えながら図表を用いて、多くのアルゴリズムを解説してくれています。

この書籍で学べる事

  1. 代表的アルゴリズムの概念
  2. アルゴリズムのPythonでの実装方法

レベル3:Pythonで機械学習を始めたい人向け

この書籍は、Pythonは知っており機械学習をこれから始める人に向けた書籍です。これから機械学習を始める人に「何を」「どこから」「どのように」「どこまで」学べばよいかを分かりやすく体系的に解説してくれます。
いきなりオライリーの解説書を読んで専門性の高さに挫折する前に、丁寧で、適度に詳細でありながら、効率よく機械学習における実装のイメージを掴むのに適した書籍です。

この書籍で学べる事

  1. 機械学習の流れ(前処理・学習・精度、性能評価)
  2. 機械学習の代表的手法・統計の基礎
  3. Pythonでの機械学習実装方法

レベル4:Pythonで機械学習をゴリゴリ実装したい人向け

最後は機械学習でファインチューニング、転移学習など機械学習で発展的なことまで実装したい人向けの書籍です。
機械学習、特にディープラーニングに関して、図を用いながら丁寧に解説されており章を読み進めるうちに自然とスキルが身につく構成になっている点が秀逸です。

この書籍で学べる事

  1. ディープラーニングの基礎
  2. Pytorchの基礎
  3. CNNを用いた画像認識
  4. ファインチューニング・転移学習

番外編 Kindle Unlimited

定期的に書籍を購入される方は、Kindle Unlimitedを利用されることをおすすめします。
定額制で月額980円(税込)のため、書籍1冊読めば十分に元を取ることができます。
また、定額制だからこそ出会える書籍などもあり、知識の幅が広がるきっかけにもなります。

Kindle Unlimited

番外編 Udemy

最近は、テレビCMが流れるようになり一気に知名度があがったUdemyにも多くの機械学習に関するオンライン講座が存在します。

動画の良さは活字だけでは分かりにくい、機械学習の仕組みを動きと共に理解できる点です。中でも以下の講座は何となく動かせてしまうブラックボックスであったモデルの中の仕組みを理解することができおすすめの講座です。

まとめ

本記事では、機械学習エンジニアとしては働く筆者が、プログラミング初心者から今まで読んだ中でおすすめの書籍を紹介しました。
昨今、Webを調べればほとんどの情報が得られますが、書籍の良さは体系的にまとまって理解できる点にあると思っています。Webで調べながら頭の中が混乱した際には、一度腰を据えて本をじっくり読んでみてはいかがでしょうか。

AIで副業ならココから!

まずは無料会員登録

プロフィール

メーカーで研究開発を行う現役エンジニア
組み込み機器開発や機会学習モデル開発に従事しています

本ブログでは最新AI技術を中心にソースコード付きでご紹介します


Twitter

カテゴリ

このブログを検索

ブログ アーカイブ

TeDokology